サイバーセキュリティの統計情報集
サイバーセキュリティの問題は、企業にとって日々の闘争課題となっています。
モバイル危機やIoT機器など、職場ではますます一般的になっている情報源に対するハッキングや侵害によって、データ漏洩が急増しています。
「決定版サイバーリスクマネジメント」より抜粋しています。
セキュリティ対策を進めるために、統計情報を参考にして役立てることができます。
データ侵害に関係する情報
- 2016年には、史上最大の侵害の1つである30億人のYahooアカウントがハッキングされました。
- 同じく、2016年に、Uberは、ハッカーが5700万人を超えるライダーとドライバーの情報を盗んだと報告しました。
- 2017年には、1億4790万人の消費者が、Equifax漏洩事案の影響を受けました。
- 2017年の統計によると、米国には年間130を超える大規模な標的型漏洩事案があり、その数は、年間27%上昇しています。
- 組織の31%が、制御系インフラストラクチャーへのサイバー攻撃を経験しています。
- 2017年には、少なくとも150カ国にある10万のグループと40万以上のマシンが、WannaCry ウイルスに感染し、被害総額は役40億ドルとされています。
- クリプトジャッキングを含む攻撃は、2017年に8500%増加しました。
- 2017年に、WannaCryウイルスによる54億の攻撃が阻止されました。
- 毎日約2万4000の悪意あるモバイルアプリがブロックされています。
- 2017年に、国別の漏洩事案レコードの平均は、2万4089でした。年間の侵害が最も多かった国はインドで、3万3000件を超えるファイルがありました。
- 2005年1月1日から2018年4月18日の間に、8854件の漏洩事案が記録されています。
サイバーセキュリティに関するコストに関わる情報
- 2017年、サイバー犯罪のコストは、2016年の約23%増加となりました。
- 企業に対するマルウェア攻撃のコストは、240万ドルにもなります。
- マルウェアによる攻撃の平均日数は、50日です。
- 2016年から2017年にかけて、サイバーセキュリティコストは22.7%増加しました。
- 世界全体でのサイバー犯罪の平均コストは、2017年に27%以上増加しました。
- サイバー攻撃の最も高価な要素は情報損失です。これは、コストの43%を占めます。
- ランサムウェアの被害額は、2017年には50億ドルを超え、2015年の15倍に達しました。
- Equifaxの侵害により、会社は合計で40億ドル以上の被害を受けました。
- 個人が盗難にあったレコード1件あたりの平均費用は141ドルだが、その費用は国によって異なります。漏洩事案で個人情報1件あたりのコストは、米国の場合225ドルでカナダが190ドルと高価です。
- 5万件を超える危険にさらされたレコードをもつ企業では、データ漏洩/侵害の平均コストは630万ドルです。
- 顧客の売上高、顧客獲得活動の増加およびのれん代償却に対して評判の低下によって失われた事業コストは、米国企業で最高で1社あたり413万ドル(4億円以上)でした。
- サイバー犯罪に関する損害は、2021年までに全世界で年間6兆ドルに達すると予測されています。