なぜ、ソフトのアップデートが大事なのか?
パッチ、ソフトアップデート、更新、アップグレード、などの言葉を聞いたことがあるでしょうか?
要は、ソフトウェアの更新、改善プログラムを追加でインストールするということです。
更新には、いろいろなものが含まれています。
新しい機能の追加、うまく動かなかった部分を動くように修正など改善して、より良くするためのものです。
これらの更新は、セキュリティを考えた際にもとても重要なのです。
ソフトウェアアップデートが、なぜセキュリティと関係あるのか?
開発されたソフトウェアには、意図しない不具合があります。
これらの不具合は、バグ(虫)と呼ばれることもあります。
このバグは、時にはセキュリティ的な脆弱性をもつことがあります。
バグを利用することで、プログラムを操作して、攻撃者のやりたいことを実現するのです。
例えば、ウェブサイトでサービスにログインするためのアカウントとパスワードを入力するフィールドがあります。
このフィールドにアカウントとパスワードを入力し、ログインボタンを押すとシステムのデータベースにアクセスします。
データベースを参照して、アカウントとそのアカウントのパスワードを検索して照合します。
その際に、データベースを検索する言語(例えばSQL文)が利用されます。
アカウントやパスワードを入力するフィールドに対する制限がない場合、このフィールドにデータベースを操作する文を入れることで、DBを操作することができるのです。
SQLを利用したこのような攻撃をSQLインジェクションと呼びます。
このように、制限するべきところに制限がはいっていない場合、システムに命令をすることができます。
Windows OSやその上で動くアプリケーション、それぞれにこのようなバグによる脆弱性をもつことがあるのです。
こまめにアップデートを行いましょう
ご自身のPCをお使いの場合は、こまめにアップデートをするようにしましょう。
また、自動更新ができるソフトの場合は、自動更新を設定しておきましょう。
企業の場合は、パッチを適用するようなシステムを準備したり、パッチを管理するソフトウェアを導入し、適切に管理することをお勧めします。
パッチ管理をする場合、Windows OSのパッチに焦点があたってしまいますが、各ソフトウェアのパッチも大変重要です。
Adobe やJava 関係の脆弱性など、頻繁にアップデートされるケースがありますので、合わせて対処しておきたいところです。
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